【背景】
入院患者への緩和ケア提供は重要視されているが、その効果に関する大規模なエビデンスは不足している。本研究は、重症入院患者に対し、緩和ケアスタッフの増員なしに自動的に緩和ケアコンサルテーションをオーダーすることが、コンサルテーション率と患者アウトカムを改善するかを検証した。
【結果】
34,239人の患者が登録され、主要解析対象は在院日数72時間以上の24,065人だった。自動オーダー群では通常ケア群より緩和ケアコンサルテーション率が高く(43.9% vs 16.6%; 調整オッズ比 5.17)、コンサルテーションが早期に行われた。在院日数に有意差はなかったが、退院時のDNARオーダー(調整オッズ比 1.40)とホスピス退院率(調整オッズ比 1.30)は自動オーダー群で高かった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、重症入院患者への緩和ケア自動介入が、在院日数を短縮しないものの、緩和ケアのコンサルテーション率とタイミングを改善し、DNARオーダーやホスピス退院といった終末期ケアのプロセスを向上させる可能性を示唆した。日本の高齢重症患者に対する緩和ケア導入の障壁を低減し、より適切な終末期ケアへの移行を促進する一助となるかもしれない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
