転移性乳がん・非小細胞肺がんの寡進行病変に対する体幹部定位放射線治療の有効性
【背景】
転移性癌患者の多くは全身療法に抵抗性を示すが、一部に寡進行病変を呈する症例が存在する。寡進行病変に対する体幹部定位放射線治療(SBRT)が患者アウトカムを改善するかを評価するため、本研究が実施された。
【結果】
全身療法単独群と比較し、SBRT併用群では無増悪生存期間(PFS)が有意に延長した(HR 0.53, 95% CI 0.35-0.81, p=0.0035)。特に非小細胞肺がん患者では、SBRT併用群のPFS中央値が10.0ヶ月に対し、単独群は2.2ヶ月と顕著な改善を認めた(HR 0.41, 95% CI 0.22-0.75, p=0.0039)。乳がん患者では有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
転移性非小細胞肺がんの寡進行病変に対し、SBRTを併用することで無増悪生存期間が大幅に延長する可能性が示唆された。これにより、非小細胞肺がんの寡進行病変に対する治療戦略として、SBRTの導入が検討される可能性がある。一方、乳がんの寡進行病変に対するSBRTの追加は現時点では推奨されない。SBRT関連の有害事象は16%に認められ、そのリスクも考慮した慎重な適応判断が求められる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
