B型肝炎ウイルスと共感染するD型肝炎ウイルス、世界で約1200万~7200万人に影響、肝硬変や肝細胞癌への進行が速い
【背景】
D型肝炎ウイルス(HDV)感染症はB型肝炎ウイルス(HBV)感染と関連し、世界で約1200万~7200万人が罹患している。HDVはHBV単独やC型肝炎ウイルスよりも肝硬変への進行が速く、肝細胞癌の発生率が高い。
【結果】
HDVはHBV感染者において、急性重複感染では約95%で両ウイルスが排除されるが、HBV感染者へのHDV重複感染では90%以上が慢性化する。慢性HDV感染患者の30〜70%が診断時に肝硬変を呈し、50%以上が診断後10年以内に肝疾患で死亡する。インターフェロンアルファは年間肝関連イベント発生率を8.5%から3.3%に減少させた。
【臨床へのインパクト】
HDV感染症は診断率が20~50%と低く、認知度向上と診断検査へのアクセス改善が重要である。HBVワクチンはHDV感染を予防するが、既存のHBV感染者に対するワクチンはない。ブレビルタイドは欧州で承認され、ペグインターフェロンアルファが多くの国で唯一の治療法である。新薬の導入により、日本の臨床現場でも治療選択肢の拡大が期待される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
