性感染症予防のドキシサイクリン曝露後予防内服、女性では効果認めず

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2023-12-21 | DOI:10.1056/NEJMoa2304007

📄 原題:Doxycycline Prophylaxis to Prevent Sexually Transmitted Infections in Women.

🔗 PubMed:PMID: 38118022

【背景】

ドキシサイクリン曝露後予防内服(doxy-PEP)は、シスジェンダー男性やトランスジェンダー女性の性感染症(STI)予防に有効と報告されているが、シスジェンダー女性でのデータは不足していた。本研究は、HIV曝露前予防内服(PrEP)を受けているシスジェンダー女性におけるdoxy-PEPの有効性を評価した。

【結果】

449人の参加者をdoxy-PEP群と標準治療群に無作為に割り付け、12ヶ月間追跡した。STI発生率はdoxy-PEP群で25.1/100人年、標準治療群で29.0/100人年であり、両群間に有意差はなかった(相対リスク0.88、95%CI 0.60-1.29、P=0.51)。毛髪サンプル分析では、doxy-PEP群のドキシサイクリン使用率が低かった。

【臨床へのインパクト】

本研究は、シスジェンダー女性におけるdoxy-PEPのSTI予防効果を否定する結果となった。毛髪サンプル分析で内服遵守率が低かったことが影響している可能性も示唆される。この結果は、現状の日本の臨床現場でシスジェンダー女性へのdoxy-PEPを推奨する根拠とはならず、新たなSTI予防戦略の検討が必要であることを示唆している。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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