慢性特発性蕁麻疹への鍼治療、プラセボ・待機群より改善も臨床的意義は限定的
【背景】
慢性特発性蕁麻疹(CSU)に対する鍼治療の有効性は、小規模研究で報告されていましたが、そのエビデンスは不十分でした。本研究は、鍼治療がシャム鍼治療や待機リスト対照群と比較して、CSU患者により良い効果をもたらすかを検証しました。
【結果】
鍼治療群は、主要評価項目である4週時点のUAS7スコアのベースラインからの平均変化量が-8.2 (95% CI, -9.9 to -6.6)でした。シャム鍼治療群は-4.1 (95% CI, -5.8 to -2.4)、待機リスト対照群は-2.2 (95% CI, -3.8 to -0.5)でした。鍼治療群とシャム鍼治療群、待機リスト対照群との差はそれぞれ-4.1 (95% CI, -6.5 to -1.8)と-6.1 (95% CI, -8.4 to -3.7)でしたが、これは臨床的に意義のある最小差の閾値には達しませんでした。
【臨床へのインパクト】
慢性特発性蕁麻疹の患者に対し、鍼治療はシャム鍼治療や待機リスト対照群と比較してUAS7スコアの改善効果が大きかったものの、その差は臨床的に意義のあるレベルではありませんでした。軽度または一過性の有害事象が鍼治療群で増加したことも考慮すると、日本の臨床現場において、現時点での鍼治療の積極的な推奨には慎重な判断が求められます。抗ヒスタミン薬の使用が禁止されていたため、実臨床での一般化には限界があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

