コロナ禍の米国における中絶実施率の変化:医療・処置中絶、遠隔診療の現状

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2023-11-01 | DOI:10.7326/M23-1609

📄 原題:Changes in Induced Medical and Procedural Abortion Rates in a Commercially Insured Population, 2018 to 2022 : An Interrupted Time-Series Analysis.

🔗 PubMed:PMID: 37871317

【背景】

コロナ禍で対面診療が制限され、医療中絶薬ミフェプリストンの対面処方義務が緩和された。この変化が中絶実施率にどう影響したかは不明であり、本研究は商業保険加入者における医療・処置中絶の発生率変化を評価した。

【結果】

2018年1月の月間中絶発生率は女性100万人あたり151件(95%CI 142~161件)で、医療中絶と処置中絶は同率だった。2020年3月以降、中絶発生率は14%(21件/100万人、CI 7~35件/100万人、P=0.004)減少し、これは処置中絶の31%減(22件/100万人、CI 16~28件/100万人、P<0.001)によるものだった。医療中絶における遠隔診療の利用は毎月4%未満に留まった。

【臨床へのインパクト】

米国ではコロナ禍に処置中絶が減少し、その低率が維持された。ミフェプリストン対面処方義務撤廃にも関わらず、保険適用医療中絶での遠隔診療利用は稀だった。日本の臨床現場では、中絶に関する規制環境や社会背景が異なるため直接的な影響は限定的だが、遠隔診療の導入や普及を検討する際には、米国での実績や課題を参考に、アクセス向上と適切な医療提供のバランスを考慮する必要があるだろう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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