小児急性副鼻腔炎へのアモキシシリン・クラブラン酸はアモキシシリン単独と比較し治療失敗率に差なく有害事象は増加

📚 掲載誌:JAMA | 掲載日:2023-09-19 | DOI:10.1001/jama.2023.15503

📄 原題:Treatment Failure and Adverse Events After Amoxicillin-Clavulanate vs Amoxicillin for Pediatric Acute Sinusitis.

🔗 PubMed:PMID: 37721610

【背景】

小児急性副鼻腔炎は、米国で年間490万件もの抗菌薬処方が行われる一般的な疾患です。しかし、最適な経験的抗菌薬についてはコンセンサスが得られていません。本研究では、外来小児急性副鼻腔炎に対するアモキシシリン・クラブラン酸とアモキシシリンの治療効果と安全性を比較しました。

【結果】

320,141人の患者を対象とし、傾向スコアマッチング後に各群99,471人となりました。治療失敗率は全体で1.7%でした。アモキシシリン・クラブラン酸群とアモキシシリン群で治療失敗リスクに差はなく(相対リスク[RR], 0.98 [95% CI, 0.92-1.05])、重篤な失敗は0.01%でした。アモキシシリン・クラブラン酸群では消化器症状(RR, 1.15 [95% CI, 1.05-1.25])と真菌感染症(RR, 1.33 [95% CI, 1.16-1.54])のリスクが高くなりました。

【臨床へのインパクト】

小児急性副鼻腔炎の外来治療において、アモキシシリン・クラブラン酸はアモキシシリン単独と比較して治療失敗率に有意な差がないことが示されました。一方で、アモキシシリン・クラブラン酸は消化器症状や真菌感染症のリスク増加と関連していました。この結果は、小児急性副鼻腔炎に対する経験的抗菌薬選択において、アモキシシリン単独を第一選択とすることの妥当性を支持し、不必要な広域抗菌薬の使用を避けるための重要な情報となるでしょう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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