大腸内視鏡のAI補助、腺腫発見率向上も過剰切除と進行腺腫への効果は不明
【背景】
AI(CADe)による大腸内視鏡検査は腺腫発見率(ADR)を高め、見逃しを減らす可能性がある一方、非腫瘍性ポリープの過剰診断・過剰治療につながる懸念があった。本研究はランダム化比較試験からCADeの便益と害を定量的に評価した。
【結果】
21試験18,232例のメタ解析の結果、CADe群は標準内視鏡群と比較してADRが有意に高かった(44.0% vs 35.9%; RR 1.24, 95%CI 1.16-1.33)。腺腫の見逃し率は55%相対的に減少したが、非腫瘍性ポリープの切除数はCADe群で有意に増加した(0.52 vs 0.34個/内視鏡検査; MD 0.18個, 95%CI 0.11-0.26)。
【臨床へのインパクト】
CADeの導入は大腸内視鏡検査における腺腫発見率向上に寄与し、腺腫の見逃しを減らす可能性がある。しかし、進行腺腫の発見率向上には寄与せず、非腫瘍性ポリープの不必要な切除が増加する点は留意すべきである。患者にとって重要なアウトカムである癌発生率や癌関連死亡率への影響は不明であり、今後の検討が待たれる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

