米国における脳卒中病院間搬送のDIDO時間実態:推奨120分に対し中央値174分、高齢女性・黒人・ヒスパニックで延長
【背景】
急性期脳卒中治療は時間との勝負であり、専門施設への病院間搬送が不可欠です。現行ガイドラインでは、搬送元ERでのDIDO(Door-in-Door-out)時間を120分以内と推奨していますが、その実態は不明でした。
【結果】
米国1925病院からの脳卒中患者10万8913例のデータ解析の結果、DIDO時間の中央値は174分(四分位範囲116-276分)でした。推奨の120分以内を達成したのはわずか27.3%でした。80歳以上の高齢者、女性、非ヒスパニック系黒人、ヒスパニック系でDIDO時間が有意に延長しました。
【臨床へのインパクト】
日本の脳卒中診療においても、病院間搬送におけるDIDO時間は重要な課題です。本研究結果は、推奨時間達成の困難さと、高齢者や特定の民族集団における時間延長の傾向を示唆しています。救急隊による事前連絡や重症度が高いほどDIDO時間が短縮する点は、搬送プロトコールの改善や情報共有の強化が、日本の臨床現場におけるDIDO時間短縮と診療の質向上に繋がる可能性を示唆しています。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
