双極I型うつ病患者における抗うつ薬維持療法の期間:52週継続は8週中止より優位性を示さず
【背景】
双極I型障害の急性期うつ病治療に抗うつ薬が用いられますが、寛解後の維持療法としての効果は十分に検討されていませんでした。本研究は、寛解後の抗うつ薬継続が気分エピソード再発を抑制するかを検証しました。
【結果】
双極I型うつ病寛解患者177名を対象に、抗うつ薬継続群(52週)と8週でプラセボ切り替え群を比較。主要評価項目である「あらゆる気分エピソード再発」は、52週群31%に対し8週群46%で発生し、ハザード比0.68(95%CI 0.43-1.10, P=0.12)と有意差は認めませんでした。うつ病再発は52週群17% vs 8週群40%で有意に減少しました。
【臨床へのインパクト】
双極I型うつ病の寛解後、補助的な抗うつ薬(エスシタロプラムまたはブプロピオンXL)を52週間継続しても、8週間で中止するのと比較して、あらゆる気分エピソードの再発予防において有意な優位性は示されませんでした。ただし、うつ病再発は減少する傾向にあり、躁病/軽躁病のリスク増加も示唆されました。本研究は早期終了しており、結果の解釈には注意が必要ですが、漫然とした抗うつ薬の長期継続には慎重な判断が求められる可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

