葉酸サプリメント、神経管閉鎖不全症予防に有効、有害事象の有意な増加なし
【背景】
米国では神経管閉鎖不全症が一般的な先天性異常の一つであり、その予防における葉酸サプリメントの有効性と安全性に関する最新のエビデンスが求められていた。本研究は、米国予防医学専門委員会向けに、葉酸補充の利益と有害事象に関する新たなエビデンスをレビューすることを目的とした。
【結果】
12の観察研究(13報)が対象となり、うち3研究(n=990,372)が葉酸サプリメントの神経管閉鎖不全症への影響を報告した。1つのコホート研究で、妊娠前(aRR 0.54 [95% CI 0.31-0.91])、妊娠中(aRR 0.62 [95% CI 0.39-0.97])、妊娠前および妊娠中(aRR 0.49 [95% CI 0.29-0.83])の葉酸サプリメント摂取が神経管閉鎖不全症のリスクを有意に減少させた。有害事象(多胎妊娠、自閉症、母体癌)の有意な増加は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
本レビューは、葉酸サプリメントが神経管閉鎖不全症の予防に有効であり、多胎妊娠、自閉症、母体癌といった有害事象の有意な増加を認めないという既存のエビデンスを補強するものである。これにより、妊娠を計画している女性や妊婦に対する葉酸摂取の推奨が、より確固たるものとなる。日本の臨床現場でも、神経管閉鎖不全症予防のための葉酸摂取指導の重要性が改めて強調されるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
