献腎移植における遅発性グラフト機能不全、生理食塩水よりバランス型輸液で減少

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2023-07-08 | DOI:10.1016/S0140-6736(23)00642-6

📄 原題:Balanced crystalloid solution versus saline in deceased donor kidney transplantation (BEST-Fluids): a pragmatic, double-blind, randomised, controlled trial.

🔗 PubMed:PMID: 37343576

【背景】

献腎移植では、術後合併症である遅発性グラフト機能不全(DGF)が問題です。輸液はグラフト機能維持に重要ですが、広く使われる生理食塩水は高クロール濃度のためDGFリスクを高める可能性があり、低クロールのバランス型輸液がDGFを減らすか検証されました。

【結果】

献腎移植患者808名を対象とした二重盲検RCTで、バランス型輸液群(Plasma-Lyte 148)のDGF発生率は30%(121/404例)に対し、生理食塩水群は40%(160/403例)でした。調整相対リスクは0.74(95%CI 0.66-0.84、p<0.0001)であり、バランス型輸液がDGFを有意に減少させました。

【臨床へのインパクト】

献腎移植における術中から術後48時間までの輸液管理において、生理食塩水ではなくバランス型輸液(Plasma-Lyte 148)を使用することで、遅発性グラフト機能不全の発生率を約10%減少させることが示されました。これにより、献腎移植後の標準的な輸液プロトコルが変更され、バランス型輸液が第一選択となる可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

PROFESSOR'S ROUND

現場のプロが選ぶ、
特別な1着を。

洗練されたデザインと最高の機能性を両立した白衣専門店。

公式サイトを見る >
プロフェッサーズラウンドの白衣
上部へスクロール