白内障手術、同日両眼手術は片眼ずつより安全で効果も同等、費用対効果は優れる

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2023-06-10 | DOI:10.1016/S0140-6736(23)00525-1

📄 原題:Safety, effectiveness, and cost-effectiveness of immediate versus delayed sequential bilateral cataract surgery in the Netherlands (BICAT-NL study): a multicentre, non-inferiority, randomised controlled trial.

🔗 PubMed:PMID: 37201546

【背景】

高齢化社会において白内障治療の効率化が求められています。本研究は、同日両眼手術(ISBCS)と片眼ずつ手術(DSBCS)の安全性、有効性、費用対効果を比較し、知識のギャップを埋めることを目的としました。ISBCSは安全性と有効性においてDSBCSに劣らず、費用対効果に優れると仮説を立てました。

【結果】

865名の患者がISBCS群(427名)またはDSBCS群(438名)に無作為に割り付けられました。主要アウトカムである術後4週時点での2眼の目標屈折(1.0 D以下)達成率は、ISBCS群97%に対しDSBCS群98%でした(差 -1%、90% CI -3〜1%)。これによりISBCSの非劣性が示されました。眼内炎は両群で発生せず、有害事象も同程度でしたが、不快な不同視はISBCS群で有意に少なかったです。社会的費用はISBCS群で403ユーロ低く、費用対効果はISBCSが優れていました。

【臨床へのインパクト】

本研究は、厳格な選択基準を適用すれば、同日両眼白内障手術(ISBCS)が従来の片眼ずつ手術(DSBCS)と比較して、安全性と有効性が同等でありながら、費用対効果に優れていることを示しました。この結果は、日本の白内障診療において、適切な患者選択のもとでISBCSの導入を検討する根拠となり得ます。年間約2740万ユーロの医療費削減の可能性も示唆されており、医療経済的な観点からもISBCSの採用が推奨される可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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