HER2陽性転移性乳がん、T-DM1不応例にT-DXdが医師選択治療よりPFSを大幅延長

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2023-05-27 | DOI:10.1016/S0140-6736(23)00725-0

📄 原題:Trastuzumab deruxtecan versus treatment of physician's choice in patients with HER2-positive metastatic breast cancer (DESTINY-Breast02): a randomised, open-label, multicentre, phase 3 trial.

🔗 PubMed:PMID: 37086745

【背景】

HER2陽性転移性乳がんにおいて、トラスツズマブ エムタンシン(T-DM1)後に病勢進行した患者は、有効な治療選択肢が限られていました。DESTINY-Breast01試験でT-DXdの有望な効果が示されたため、本試験ではこの集団におけるT-DXdと医師選択治療の有効性・安全性を比較しました。

【結果】

T-DXd群のPFS中央値は17.8ヶ月(95%CI 14.3-20.8ヶ月)で、医師選択治療群の6.9ヶ月(5.5-8.4ヶ月)と比較して有意に延長しました(HR 0.36 [0.28-0.45]; p<0.0001)。グレード3以上の有害事象はT-DXd群で53%、医師選択治療群で44%に発生しました。薬剤関連間質性肺疾患はT-DXd群で10%(うち2例はグレード5死亡)に認められました。

【臨床へのインパクト】

本研究は、T-DM1治療後に病勢進行したHER2陽性転移性乳がん患者において、トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)が医師選択治療と比較してPFSを大幅に改善することを示しました。これにより、T-DM1後の標準治療としてT-DXdが確立される可能性があり、本邦の臨床現場における治療選択肢に大きな影響を与え、診療ガイドラインの改訂にもつながると考えられます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

PROFESSOR'S ROUND

現場のプロが選ぶ、
特別な1着を。

洗練されたデザインと最高の機能性を両立した白衣専門店。

公式サイトを見る >
プロフェッサーズラウンドの白衣
上部へスクロール