高齢多病多剤患者の薬剤適正化、電子意思決定支援システムを用いた介入効果は不明
【背景】
高齢多病多剤患者における不適切な処方や処方漏れは臨床課題です。電子意思決定支援システム(eCDSS)を用いた薬剤レビューが、通常の薬剤相談と比較して処方適正化に有効か検討されました。
【結果】
介入群160例、対照群163例の計323例を対象に、12ヶ月時点での薬剤適正性指数(MAI)改善はオッズ比1.05(95%CI 0.59-1.87)、処方漏れ(AOU)改善はオッズ比0.90(95%CI 0.41-1.96)で、いずれも有意な差は認められませんでした。介入による有害事象の増加もありませんでした。
【臨床へのインパクト】
eCDSSを中心とした薬剤レビュー介入は、通常の薬剤相談と比較して、高齢多病多剤患者の薬剤適正化や処方漏れの改善に、12ヶ月時点では明確な優位性を示しませんでした。しかし、介入は患者に害を与えることなく安全に実施可能であったため、今後のさらなる研究や介入方法の改善によっては、日本の臨床現場での多剤併用管理に貢献する可能性も考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
