血友病A/Bインヒビター保有者へのフィツシラン皮下注、出血を9割減

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2023-04-29 | DOI:10.1016/S0140-6736(23)00284-2

📄 原題:Efficacy and safety of fitusiran prophylaxis in people with haemophilia A or haemophilia B with inhibitors (ATLAS-INH): a multicentre, open-label, randomised phase 3 trial.

🔗 PubMed:PMID: 37003287

【背景】

血友病AまたはBでインヒビターを保有する患者は、止血管理が困難で出血リスクが高い。抗トロンビンを標的とする皮下投与のRNA治療薬フィツシランが、インヒビターの有無にかかわらず止血バランスを再構築する可能性があり、その有効性と安全性が評価された。

【結果】

フィツシラン予防投与群の年間出血率は1.7(95%CI 1.0-2.7)で、バイパス製剤オンデマンド群の18.1(10.6-30.8)と比較して有意に低かった。フィツシラン群で年間出血率が90.8%(95%CI 80.8-95.6)減少した(p<0.0001)。フィツシラン群の66%が治療を要する出血ゼロであった。

【臨床へのインパクト】

血友病AまたはBでインヒビターを保有する患者に対し、フィツシランの月1回皮下投与が年間出血率を大幅に減少させ、約3分の2の患者で出血がゼロになることが示された。本治療薬は、従来のバイパス製剤オンデマンド療法と比較して止血効果が高く、日本の血友病診療における新たな選択肢として、患者のQOL向上に貢献する可能性がある。肝機能障害や血栓塞栓症の副作用に注意が必要である。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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