重症COVID-19入院患者へのACE阻害薬またはARB新規開始は臓器サポートフリー日数を改善せず、悪化の可能性
【背景】
COVID-19患者ではレニン-アンジオテンシン系の過活性化が予後不良に関与する可能性が指摘されており、ACE阻害薬やARBの新規開始が臨床転帰を改善するかどうかを検証する目的で本研究が実施されました。
【結果】
重症COVID-19入院患者において、ACE阻害薬群の臓器サポートフリー日数は中央値10日、ARB群は8日、対照群は12日でした。ACE阻害薬群、ARB群ともに臓器サポートフリー日数の改善は認められず(ACE阻害薬群 vs 対照群の調整オッズ比0.77、95%ベイズ信頼区間0.58-1.06)、むしろ悪化させた可能性が高い(それぞれ94.9%、95.4%の確率)と結論されました。
【臨床へのインパクト】
本研究は、重症COVID-19入院患者においてACE阻害薬またはARBを新規開始しても、臓器サポートフリー日数の改善効果は期待できず、むしろ悪化させる可能性を示唆しています。この結果は、COVID-19入院患者に対するACE阻害薬やARBの新規開始を推奨しない、あるいは慎重な判断を促す重要な情報となります。既存の処方を継続するかどうかの判断にはさらなる情報が必要ですが、新規開始は避けるべきと考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

