便潜血陽性後の大腸内視鏡における腺腫発見率と大腸癌発症リスクの関連性
【背景】
便潜血検査(FIT)を用いた大腸癌スクリーニングは標準的な介入だが、その効果はFIT陽性後の内視鏡による病変発見に依存する。内視鏡の質を示す腺腫発見率(ADR)がスクリーニング効果に影響する可能性があった。
【結果】
FIT陽性患者110,109人のうち、2012年から2017年に113人の内視鏡医が施行した49,626件の内視鏡検査を解析。平均ADRは48.3%で、ADR最低群は最高群と比較してPCCRCリスクが2.35倍(95%CI, 1.63-3.38)高かった。ADRが1%上昇するごとにPCCRCの調整ハザード比は0.96(95%CI, 0.95-0.98)だった。
【臨床へのインパクト】
便潜血検査に基づく大腸癌スクリーニングプログラムにおいて、内視鏡医の腺腫発見率(ADR)が高いほど検査後の大腸癌(PCCRC)発症リスクが有意に低下することが示された。この結果は、日本の便潜血陽性者に対する精密検査においても、内視鏡の質の指標であるADRを適切にモニタリングし、向上させることで、大腸癌の見落としを防ぎ、患者のアウトカム改善に貢献しうることを示唆する。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

