腎移植後の代謝性アシドーシス患者への重炭酸ナトリウム投与、腎機能低下抑制効果なし
【背景】
腎移植患者に代謝性アシドーシスは高頻度で、腎機能低下との関連が示唆されていました。重炭酸ナトリウムがアシドーシスを補正することは知られていましたが、腎機能への影響を前向きに検証した研究はありませんでした。
【結果】
腎移植後患者240名を対象とした2年間のプラセボ対照試験で、重炭酸ナトリウム群とプラセボ群のeGFR年間低下率はそれぞれ平均-1.830 mL/min/1.73 m2、-1.862 mL/min/1.73 m2でした(平均差0.032 mL/min/1.73 m2/年、95%CI -1.644 to 1.707)。有意な差は認められませんでした。
【臨床へのインパクト】
腎移植後患者の代謝性アシドーシスに対する重炭酸ナトリウム投与は、2年間の観察期間においてeGFR低下抑制効果を示しませんでした。この結果から、腎機能温存を目的とした重炭酸ナトリウムのルーティンな処方は、現在のところ推奨されないと考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

