小児の近視発症予防にアトロピン点眼0.05%が有効、0.01%はプラセボと同等
【背景】
小児期の近視発症は将来の強度近視と関連し、一度発症すると不可逆的である。低濃度アトロピン点眼液が近視進行抑制に有効とされているが、近視発症を遅らせる効果については不明な点があった。
【結果】
2年間の近視累積発症率は、0.05%アトロピン群28.4%、0.01%アトロピン群45.9%、プラセボ群53.0%であった。0.05%アトロピン群はプラセボ群と比較して近視累積発症率が24.6%低く(95%CI: 12.0%-36.4%)、有意差を認めた。0.01%アトロピン群とプラセボ群の間には有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
近視未発症の4~9歳児において、0.05%アトロピン点眼液の夜間使用は近視発症を抑制する新たな選択肢となる可能性が示唆された。0.01%アトロピンでは効果が認められなかったため、濃度選択の重要性が再認識される。ただし、本研究は2年間の短期データであり、長期的な効果や安全性、近視発症の遅延か予防かの判断にはさらなる研究が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

