上咽頭癌における内側咽頭後リンパ節温存放射線治療は標準治療に劣らず有害事象を軽減

📚 掲載誌:BMJ | 掲載日:2023-02-06 | DOI:10.1136/bmj-2022-072133

📄 原題:Medial retropharyngeal nodal region sparing radiotherapy versus standard radiotherapy in patients with nasopharyngeal carcinoma: open label, non-inferiority, multicentre, randomised, phase 3 trial.

🔗 PubMed:PMID: 36746459

【背景】

上咽頭癌の放射線治療では、内側咽頭後リンパ節(MRLN)領域を温存することで、局所再発リスクを維持しつつ有害事象を減らせるか不明でした。本研究は、MRLN温存照射が標準照射に対し、局所再発フリー生存率で非劣性を示すか検証しました。

【結果】

568例を対象とした結果、MRLN温存群の3年局所再発フリー生存率は95.3%であり、標準照射群の95.5%に対し非劣性を示しました(差 -0.2%、片側97.5%CI -3.6〜∞、非劣性P<0.001)。温存群では急性嚥下障害(25.5% vs 35.1%、P=0.01)および晩期嚥下障害(24.0% vs 34.3%、P=0.008)の発生率が有意に低く、患者報告アウトカムも改善しました。

【臨床へのインパクト】

本研究は、上咽頭癌の放射線治療において、内側咽頭後リンパ節領域を温存する照射法が、局所再発リスクを増やすことなく、嚥下障害などの放射線関連有害事象を軽減できる可能性を示唆しました。これにより、患者のQOL向上に寄与し、治療後の長期的な生活の質の改善が期待されます。今後の上咽頭癌治療ガイドライン改訂や臨床現場での治療計画に影響を与える可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

上部へスクロール