四肢・骨盤骨折後の血栓予防、アスピリンは低分子ヘパリンに死亡率で非劣性
【背景】
骨折患者の血栓予防には低分子ヘパリンが推奨されるが、アスピリンとの比較試験は不足していた。本研究は、四肢または骨盤・寛骨臼骨折患者におけるアスピリンと低分子ヘパリンの有効性を比較するため、大規模な非劣性試験を実施した。
【結果】
12,211例の骨折患者をアスピリン群と低分子ヘパリン群に無作為に割り付けた。90日時点の全死因死亡は、アスピリン群0.78%、低分子ヘパリン群0.73%であり、アスピリンの非劣性が示された(差0.05%、96.2%CI -0.27〜0.38)。深部静脈血栓症はアスピリン群2.51%、低分子ヘパリン群1.71%であった。肺塞栓症、出血合併症は両群で同程度だった。
【臨床へのインパクト】
四肢または骨盤・寛骨臼骨折後の血栓予防において、アスピリンは低分子ヘパリンに全死因死亡で非劣性であることが示された。これは、低分子ヘパリンの代替として、より簡便で安価なアスピリンが選択肢となる可能性を示唆する。特に、低分子ヘパリンの使用が困難な患者や、費用面での制約がある場合に、アスピリンが有効な選択肢となりうる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

