進行悪性黒色腫に腫瘍浸潤リンパ球療法はイピリムマブより無増悪生存期間を延長
【背景】
進行悪性黒色腫において免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬は有効だが、半数近くの患者で効果が持続しない。腫瘍浸潤リンパ球(TIL)療法の第1/2相試験では有望な結果が示されているが、第3相試験のデータは不足していた。
【結果】
進行悪性黒色腫患者168名を対象とした第3相試験で、TIL群の無増悪生存期間中央値は7.2ヶ月(95%CI 4.2-13.1)、イピリムマブ群は3.1ヶ月(95%CI 3.0-4.3)であり、TIL群で有意に延長した(ハザード比0.50、95%CI 0.35-0.72、p<0.001)。客観的奏効率はTIL群49%、イピリムマブ群21%だった。
【臨床へのインパクト】
進行悪性黒色腫、特にPD-1治療抵抗性の患者において、TIL療法はイピリムマブと比較して無増悪生存期間を大幅に延長することが示された。TIL療法では全例にグレード3以上の有害事象(主に骨髄抑制)が認められたが、この結果は、既存治療で効果不十分な悪性黒色腫に対する新たな治療選択肢としてTIL療法の導入を検討する根拠となる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

