慢性B型肝炎に対する新規抗ウイルス薬ベピロビルセン、S抗原・HBV DNA消失に寄与

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2022-11-24 | DOI:10.1056/NEJMoa2210027

📄 原題:Efficacy and Safety of Bepirovirsen in Chronic Hepatitis B Infection.

🔗 PubMed:PMID: 36346079

【背景】

慢性B型肝炎に対する既存の核酸アナログ製剤はウイルス抑制効果が高いが、HBs抗原の消失率は低い。新規のアンチセンスオリゴヌクレオチドであるベピロビルセンは、HBVのmRNAを標的とし、ウイルス蛋白レベルを低下させる作用を持つ。本研究は、ベピロビルセンの有効性と安全性を評価する第2b相試験である。

【結果】

核酸アナログ併用群では、ベピロビルセン300mg/週を24週間投与した群で9%(95%信用区間 0-31)の参加者にHBs抗原およびHBV DNAの持続的消失が認められた。核酸アナログ非併用群でも同様に10%(95%信用区間 0-38)で消失が認められた。主な有害事象は注射部位反応、発熱、疲労、ALT上昇であった。

【臨床へのインパクト】

既存治療でHBs抗原消失が困難な慢性B型肝炎患者に対し、ベピロビルセンは新たな治療選択肢となる可能性を示唆した。約1割の患者でHBs抗原とHBV DNAの持続的消失が得られたことは画期的である。ただし、現時点では第2b相試験の結果であり、より大規模かつ長期的な試験で有効性と安全性をさらに検証する必要がある。将来的に日本の診療ガイドラインに導入される可能性も考えられる。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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