閉経後女性の慢性疾患一次予防におけるホルモン補充療法のベネフィットとリスク:最新エビデンス
【背景】
閉経後女性に対するホルモン補充療法(HT)が、心疾患や骨粗鬆症、特定のがんなどの慢性疾患の一次予防に有効かについては不確実性が残っていた。本研究はHTのベネフィットと有害事象に関する最新のエビデンスを統合し、米国予防医療専門委員会(USPSTF)に情報を提供することを目的とした。
【結果】
エストロゲン単独療法は、10,000人あたり7.1年で糖尿病134例減(95%CI, 18-237)、7.2年で骨折388例減(95%CI, 277-489)のベネフィットがあった。一方、胆嚢疾患377例増(95%CI, 234-540)、脳卒中79例増(95%CI, 15-159)、静脈血栓塞栓症77例増(95%CI, 19-153)のリスク増加を認めた。
【臨床へのインパクト】
閉経後女性における慢性疾患の一次予防目的でのホルモン補充療法は、糖尿病や骨折の減少といったベネフィットがある一方で、胆嚢疾患、脳卒中、静脈血栓塞栓症、乳がん、認知症のリスク増加が示された。日本の臨床現場では、HTの導入を検討する際、個々の患者の慢性疾患リスクとベネフィットを慎重に比較検討し、患者と十分な情報共有に基づいた意思決定がより重要になるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

