TAVRにおける脳保護デバイス、周術期脳卒中発生率に有意差なしも効果の可能性は残る
【背景】
経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)は、大動脈弁狭窄症の治療法として確立されていますが、術中に発生する塞栓により脳卒中リスクがあります。脳塞栓保護(CEP)デバイスがこのリスクを低減できるか検証されました。
【結果】
3000例の患者をCEP群と対照群に無作為割付しました。主要評価項目であるTAVR後72時間以内または退院までの脳卒中発生率は、CEP群2.3%に対し対照群2.9%で、有意差はありませんでした(差 -0.6%、95%CI -1.7〜0.5、P=0.30)。重度脳卒中はCEP群0.5%、対照群1.3%でした。
【臨床へのインパクト】
本研究ではTAVRにおけるCEPデバイスの周術期脳卒中発生率に対する有意な効果は示されませんでした。しかし、95%信頼区間から、CEPが脳卒中リスクを低減する可能性は完全に否定できないため、今後のさらなる検討や、特定の高リスク患者群での有効性の検証が望まれます。現時点でのルーチン使用の推奨には慎重な判断が必要です。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

