高齢入院患者の死亡予測に新規S-Elixhauserスコアを開発、既存スコアとの優位性は不明
【背景】
高齢入院患者は併存疾患が多く死亡リスクが高い。既存の併存疾患スコアはICD-10-CMコードに対応していないため、38の併存疾患を統合した新規Elixhauserスコア(S-Elixhauserスコア)を開発し、30日、院内、1年死亡率の予測精度を評価した。
【結果】
S-Elixhauserスコアは30日死亡率予測においてc-statistic 0.705(95% CI, 0.703-0.707)と良好な識別能を示した。院内死亡率予測では0.654、1年死亡率予測では0.743であった。既存のAHRQ ElixhauserスコアやCharlsonスコアと比較して、S-Elixhauserスコアの優位性は明確ではなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究で開発されたS-Elixhauserスコアは、ICD-10-CMコードを用いて高齢入院患者の死亡リスクを予測する新たなツールとなる可能性がある。しかし、既存のElixhauserスコアやCharlsonスコアと比較して優位性が不明確なため、直ちに日本の臨床現場での診療フローや処方に大きな影響を与えるとは考えにくい。今後、さらなる外部検証と既存スコアとの比較検討が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

