mRNAワクチン接種後のブレイクスルー感染、抗N抗体陽性率はプラセボ群より有意に低い
【背景】
SARS-CoV-2感染既往の判定に用いられる抗核カプシド抗体(抗N抗体)検査は、ワクチン接種者と未接種者で体系的に比較評価されていませんでした。本研究は、mRNA-1273ワクチン接種後のブレイクスルー感染における抗N抗体陽性率を評価しました。
【結果】
PCR確定診断されたCOVID-19患者812名中、抗N抗体セロコンバージョンはmRNA-1273ワクチン接種群52名中21名(40% [95% CI, 27% to 54%])に対し、プラセボ群648名中605名(93% [CI, 92% to 95%])でした。診断時のウイルス量1-log増加ごとに、抗N抗体セロコンバージョン率は90%上昇しました(オッズ比1.90 [CI, 1.59 to 2.28])。
【臨床へのインパクト】
COVID-19ワクチン接種者は、ブレイクスルー感染後も抗N抗体陽性率が低いことが示唆されました。この結果は、抗N抗体検査のみに依拠して過去のSARS-CoV-2感染歴や集団の血清有病率を評価する際に、ワクチン接種状況を考慮する必要があることを示しています。特に、感染歴の正確な把握が求められる場面では、本検査の解釈に注意が必要です。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

