小児扁桃摘出術後の死亡率、全体で7/10万件、基礎疾患合併例では117/10万件
【背景】
小児扁桃摘出術後の死亡率は不明な点が多く、特に若年児や睡眠時無呼吸、複雑な慢性疾患を持つハイリスク群での死亡率に関するデータが不足していた。本研究は米国における小児扁桃摘出術後の死亡率を、全体およびリスク因子別に推定することを目的とした。
【結果】
50万件超の扁桃摘出術を対象とした結果、術後死亡率は全体で10万件あたり7.04件(95% CI, 4.97-9.98)であった。3歳未満の若年や睡眠時無呼吸は死亡率と有意な関連はなかったが、複雑な慢性疾患を持つ小児では10万件あたり117.22件と、そうでない小児の3.87件と比較して有意に高かった(調整RR 29.39, 95% CI 13.37-64.62)。
【臨床へのインパクト】
小児扁桃摘出術後の死亡率は全体として低いものの、複雑な慢性疾患を持つ小児では著しく高いことが示された。特に神経学的・神経筋疾患や先天性・遺伝性疾患を持つ小児で多く、これらの患者では術前のリスク評価や術中・術後の管理をより慎重に行う必要がある。本結果は小児扁桃摘出術の適応判断や、術前・術後の患者管理計画を立てる上で重要な情報となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

