非心臓手術患者の出血にトラネキサム酸は有効だが血栓症リスクは非劣性示せず
【背景】
非心臓手術における術周りの出血は頻繁に起こり、トラネキサム酸は抗線溶薬として出血を安全に減らす可能性がある。本研究は、非心臓手術患者におけるトラネキサム酸の出血抑制効果と安全性(血栓症リスク)を検証した。
【結果】
トラネキサム酸群(n=4757)の複合出血アウトカム発生率は9.1%に対し、プラセボ群(n=4778)は11.7%で、トラネキサム酸群で有意に低かった(ハザード比0.76、95%CI 0.67-0.87、P<0.001)。複合心血管アウトカムはトラネキサム酸群14.2%、プラセボ群13.9%で、トラネキサム酸の非劣性は示されなかった(ハザード比1.02、95%CI 0.92-1.14、片側P=0.04)。
【臨床へのインパクト】
非心臓手術患者において、トラネキサム酸は術周りの出血リスクを確実に減少させることが示された。しかし、心血管イベントの非劣性が統計的に証明されなかったため、血栓症リスクの高い患者への適応には慎重な判断が必要となる。出血予防の有用性は高いものの、個々の患者の血栓リスクと出血リスクを総合的に評価し、使用を検討する診療フローとなるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

