非心臓手術中の積極的加温は主要合併症を減らさない、35.5°C以上で十分か
【背景】
中等度の術中低体温は心筋障害、手術部位感染、出血を促進する。しかし、37°Cに近い真の正常体温への積極的な加温がアウトカムを改善するかは不明だった。本研究は、積極的な術中加温が主要な周術期合併症を減少させるという仮説を検証した。
【結果】
積極的加温群(平均術中体温37.1°C)と通常体温管理群(平均35.6°C)で、術後30日以内の主要複合アウトカム(心筋障害、非致死的心停止、全死因死亡)の発生率は有意差がなかった。積極的加温群9.9%に対し、通常体温管理群9.6%であり、相対リスクは1.04(95%CI 0.87-1.24, p=0.69)だった。
【臨床へのインパクト】
本研究結果は、非心臓手術において、術中に体温を37°Cまで積極的に加温しても、35.5°C程度の軽度低体温を維持する場合と比較して、主要心血管イベントの発生率に有意な差がないことを示唆している。日本の臨床現場では、術中の体温管理目標を少なくとも35.5°Cに維持することで十分であり、それ以上の積極的な加温は現時点では推奨されない可能性を示唆する。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

