低用量アスピリン、心血管イベント抑制も出血リスク増、大腸がん予防効果は不確実
【背景】
低用量アスピリンは一次予防として心血管疾患(CVD)予防に用いられ、大腸がん予防効果も期待されている。米国予防医療専門委員会(USPSTF)向けに、CVDと大腸がんの一次予防におけるアスピリンのベネフィットとハームをレビューした。
【結果】
11のRCT(N=134,470)のメタ解析の結果、低用量アスピリンは主要CVDイベントを有意に減少させた(OR 0.90 [95% CI 0.85-0.95])。CVD死亡率や全死亡率の有意な減少は認められなかった。大腸がん予防効果はデータが限定的で、追跡期間により結果にばらつきがあった。主要な出血リスクは有意に増加した(OR 1.44 [95% CI 1.32-1.57])。
【臨床へのインパクト】
低用量アスピリンはCVD一次予防において主要CVDイベントをわずかに減少させるが、主要な出血リスクを増加させる。大腸がん予防効果は現在のところ確実なエビデンスに乏しく、その適応には慎重な検討が必要である。日本の臨床現場でも、CVD一次予防でのアスピリン処方時は、個々の患者のCVDリスクと出血リスクを詳細に評価し、ベネフィットとハームのバランスを十分に説明した上で判断する必要があるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

