アスピリンの一次予防、年齢・心血管リスク層別化で利益と有害事象を再評価
【背景】
米国予防サービス特別委員会(USPSTF)は、心血管疾患(CVD)と大腸がん(CRC)の一次予防におけるアスピリン使用の2016年勧告を更新中である。本研究は、低用量アスピリンの常用による利益と有害事象のバランスを、モデルベースで最新の推定値として提供することを目的とした。
【結果】
10年間のCVDリスクが5%以上で40〜59歳開始、または10%以上で60〜69歳開始の場合、生涯の正味QALYは男性・女性ともにプラスであった。例えば、1000人あたり2.3(95%CI, -2.7〜7.4)から66.2(95%CI, 58.2〜74.1)QALYsと推定された。60〜79歳開始では、ほとんどのケースで生涯の正味生存年数がマイナスであった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、CVD一次予防におけるアスピリン使用の利益が、特に若年でCVDリスクが高い集団で大きいことを示唆している。高齢での開始は有害事象が利益を上回る可能性があり、日本の臨床現場でも、患者の年齢と10年間のCVDリスクを考慮した上で、低用量アスピリンの一次予防適応を慎重に検討する必要がある。特に、70歳以上での新規開始は推奨されない可能性が高い。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

