重症COVID-19患者への抗血小板薬、臓器非補助日数改善の可能性は低い
【背景】
重症COVID-19患者における抗血小板薬の有効性は不明であり、本研究では集中治療を要するCOVID-19成人患者に対し、抗血小板薬がアウトカムを改善するかを検証した。
【結果】
抗血小板薬群と非投与群で、21日以内の臓器非補助日数中央値はともに7日(調整OR 1.02, 95% CrI 0.86-1.23)と差はなかった。退院までの生存率は抗血小板薬群で71.5%、非投与群で67.9%(調整OR 1.27, 95% CrI 0.99-1.62)と、生存率改善の可能性が示唆された。しかし、抗血小板薬群では大出血が2.1%発生し、非投与群の0.4%と比較して有意に高かった(調整OR 2.97, 95% CrI 1.23-8.28)。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果から、重症COVID-19患者への抗血小板薬投与は、21日以内の臓器非補助日数の改善には繋がりにくい可能性が高い。退院までの生存率の改善を示唆するデータはあるものの、大出血のリスクが有意に増加するため、日本の臨床現場で抗血小板薬をルーチンに導入する根拠は乏しい。個々の患者のリスクとベネフィットを慎重に評価し、出血リスクの高い患者への投与は避けるべきだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

