慢性疼痛治療の新潮流:認知行動療法「第三の波」ACTは有効か、そのエビデンスをBMJがレビュー
【背景】
慢性疼痛は患者の心身に大きな負担をかける。従来の認知行動療法(CBT)が有効とされる一方、CBTは進化を続け、第三世代CBTと呼ばれる新しい治療法が登場している。このレビューでは、その代表例であるアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)の慢性疼痛に対するエビデンスを検証した。
【結果】
慢性疼痛成人を対象としたACTのランダム化比較試験25件を特定。疼痛による生活障害、身体機能障害、抑うつ、QOLなどの主要アウトカムにおいて、ACTに有利な小~大の効果量が報告された。3件の研究ではACTの費用対効果も示唆され、心理的柔軟性が治療効果の媒介因子であることが支持された。
【臨床へのインパクト】
慢性疼痛の心理学的治療において、ACTが有効かつ費用対効果も期待できる選択肢となる可能性が示された。日本の臨床現場では、従来のCBTに加え、ACTのような第三世代CBTの導入や、心理的柔軟性といったプロセスベースの治療への理解と実践が、患者のQOL向上に繋がる可能性がある。今後の研究では、個々の患者のニーズに合わせた治療法の検討が推奨される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

