統合失調症維持期の抗精神病薬、再発予防効果に明確な差なし、忍容性が選択の鍵
【背景】
統合失調症は慢性の疾患であり、抗精神病薬による維持療法は再発予防に不可欠です。しかし、薬剤には副作用もあり、どの薬剤が再発予防効果と忍容性のバランスに優れるのか、臨床上の重要な疑問でした。
【結果】
32種類の抗精神病薬(経口・持効性注射剤)127RCT、18,152名の統合失調症患者を対象としたネットワークメタ解析の結果、全ての抗精神病薬はプラセボと比較して再発予防効果が認められました(リスク比<1.00)。しかし、薬剤間の再発予防効果に明確な優劣は認められませんでした。例えば、パリペリドン経口薬の再発予防リスク比は0.20(95%CrI 0.05-0.41)でした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、統合失調症の維持期治療において、抗精神病薬の再発予防効果自体には薬剤間で大きな差がないことを示唆しています。この結果は、薬剤選択の際に再発予防効果よりも、むしろ患者個々の忍容性(副作用プロファイル)をより重視すべきであるという、現在の日本の臨床現場における薬剤選択の考え方を裏付けるものとなります。患者QOL向上に繋がる個別化医療の推進に寄与するでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

