入院COVID-19患者へのアスピリン投与、28日死亡率に影響なし、退院率は微増

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2022-01-08 | DOI:10.1016/S0140-6736(21)01825-0

📄 原題:Aspirin in patients admitted to hospital with COVID-19 (RECOVERY): a randomised, controlled, open-label, platform trial.

🔗 PubMed:PMID: 34800427

【背景】

COVID-19患者では血栓症リスクが高く、抗血栓作用を持つアスピリンが治療薬として期待されていました。本研究は、入院中のCOVID-19患者におけるアスピリンの有効性と安全性を評価することを目的としました。

【結果】

アスピリン群と標準治療群で28日死亡率に有意差はありませんでした(アスピリン群17%、標準治療群17%、rate ratio 0.96, 95% CI 0.89-1.04, p=0.35)。アスピリン群で28日以内の生存退院率がわずかに高くなりました(75% vs 74%、rate ratio 1.06, 95% CI 1.02-1.10, p=0.0062)。

【臨床へのインパクト】

入院中のCOVID-19患者に対するアスピリンのルーチン使用は、28日死亡率の改善には寄与しないと考えられます。わずかな生存退院率の増加は認められましたが、血栓イベント減少と引き換えに大出血イベントが増加したため、その臨床的意義は限定的です。現時点では、COVID-19入院患者へのアスピリンの積極的な推奨は難しいでしょう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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