呼吸窮迫症候群の早産児、MISTは死亡またはBPDを減らすか?
【背景】
呼吸窮迫症候群の早産児に対する、細いカテーテルを用いた最小侵襲性サーファクタント投与(MIST)の有効性は不明でした。本研究は、低酸素濃度でMISTを早期適用した場合の、気管支肺異形成症(BPD)を伴わない生存への影響を検証しました。
【結果】
MIST群241例、対照群244例の計485例を解析。主要評価項目である死亡またはBPDの発生率は、MIST群43.6%に対し対照群49.6%でした(リスク差 -6.3%、95%CI -14.2%〜1.6%、P=0.10)。死亡率に有意差はなかったものの、36週時点の生存児におけるBPD発生率はMIST群で有意に低かった(37.3% vs 45.3%、リスク差 -7.8%、95%CI -14.9%〜-0.7%、P=0.03)。
【臨床へのインパクト】
本研究ではMISTが死亡またはBPDの複合アウトカムを有意に減らすことは示されませんでした。しかし、95%信頼区間の幅から臨床的に重要な効果を完全に否定できるものではありません。生存児のBPD発生率低下は示唆されており、CPAP管理下の早産児に対するMISTの有効性については、今後のさらなる検討や臨床現場での慎重な評価が求められます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

