重症患者における輸液の種類、平衡液と生理食塩液で90日死亡率に差はない
【背景】
ICU患者のほとんどに輸液が使用されるが、輸液の種類によって死亡率や急性腎障害などのアウトカムが改善するかは不明だった。本研究は、重症患者の90日生存率に対する平衡液と生理食塩液の効果を検証した。
【結果】
重症患者10,520人を対象に、平衡液群と生理食塩液群で90日死亡率を比較した。平衡液群の死亡率は26.4%(5230人中1381人)、生理食塩液群は27.2%(5290人中1439人)で、調整ハザード比は0.97(95% CI, 0.90-1.05; P=0.47)と有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
重症患者において、輸液の種類(平衡液と生理食塩液)が90日死亡率に有意な差をもたらさないことが示された。この結果は、特定の平衡液が生理食塩液と比較して死亡率を低下させるというエビデンスを支持しないため、日本の臨床現場における重症患者への輸液選択に直接的な変更を促すものではない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

