消化管先天異常の死亡率、高所得国に比べ低・中所得国で著しく高い
【背景】
5歳未満児の死因5位である先天異常のうち、消化管先天異常は新生児外科治療がなければ致死的。低・中所得国(LMICs)での実態は不明であり、7つの主要な消化管先天異常の転帰と死亡関連因子を世界規模で比較検討した。
【結果】
74カ国264病院の3849例を解析。院内死亡率は低所得国で39.8%、中所得国で20.4%、高所得国で5.6%と有意差あり(p<0.0001)。特に腹壁破裂の死亡率差が顕著で、低所得国90.0%に対し高所得国1.4%であった。国所得状況、敗血症、ASAスコア不良、手術安全チェックリスト不使用、人工呼吸器・経静脈栄養の不足が死亡率上昇と関連した。
【臨床へのインパクト】
消化管先天異常の死亡率に国所得状況による許容できない格差が存在することが示された。LMICsにおける新生児外科医療の質改善とアクセス向上は、2030年までに5歳未満児の予防可能な死亡をなくすというSDGs目標達成に不可欠である。日本国内の医療水準維持・向上に加え、国際的な医療支援の重要性も再認識される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

