2型糖尿病患者の心血管リスク評価、WHO/ISHとUKPDSで乖離、スタチン処方にも課題
【背景】
2型糖尿病患者は心血管疾患リスクが高く、予防戦略のため心臓リスク評価が重要。本研究は、2つの心臓リスク評価ツール(WHO/ISHとUKPDSリスクエンジン)の10年心血管リスク予測性能を比較した。
【結果】
350例中200例を解析。WHO/ISHは135例(68%)を低リスクと分類したが、UKPDSは100例(50%)だった。両ツールの合致は不良(p=0.01)。WHO/ISHで超低リスクの12例(6%)がUKPDSでは超高リスクと分類された。WHO/ISHで低リスクの150例(75%)はLDL-Cが治療目標値100mg/dLを超過していた。
【臨床へのインパクト】
2型糖尿病患者の心血管リスク評価において、WHO/ISHとUKPDSリスクエンジンには大きな乖離があることが示された。特にWHO/ISHはLDL-C高値患者のリスクを過小評価する可能性があり、スタチン処方の見落としにつながる恐れがある。適切なリスク評価ツールの選択や既存ツールの改善、明確な地域プロトコルの確立が、日本の臨床現場における心血管イベント予防戦略の最適化に必要となる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

