TIPS後の顕性肝性脳症初回発症予防にリファキシミンは有効か、多施設RCT
【背景】
顕性肝性脳症(HE)の二次予防におけるリファキシミンの有効性は確立されていますが、経頸静脈的肝内門脈大循環シャント術(TIPS)後の初回発症予防効果は不明でした。本研究は、TIPS施行患者におけるHE初回発症予防効果を検証しました。
【結果】
TIPS後168日間の顕性HE発症率は、リファキシミン群で34%(95% CI, 25% to 44%)、プラセボ群で53%(95% CI, 43% to 63%)でした。リファキシミン群はプラセボ群と比較して、HE発症リスクを約52%減少させました(オッズ比 0.48 [95% CI, 0.27 to 0.87])。有害事象や移植なし生存率に有意差はありませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、TIPS後の顕性HE初回発症予防にリファキシミンが有効であることを示しました。特にアルコール性肝硬変患者でTIPSを施行する際、術前からのリファキシミン投与がHE発症リスクを低減する可能性があり、TIPS後のHE予防戦略として考慮されるべきです。今後の日本の臨床現場で、TIPS施行患者へのリファキシミン予防投与が検討される契機となるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

