帝王切開後の出血予防にトラネキサム酸は有効か、主要アウトカムは改善するも臨床的二次アウトカムに差なし
【背景】
帝王切開後の出血予防としてトラネキサム酸の投与が小規模試験で検討されてきたが、その有効性には依然として結論が出ていなかった。本研究は、帝王切開におけるトラネキサム酸の有効性と安全性を大規模多施設共同試験で検証した。
【結果】
トラネキサム酸群ではプラセボ群と比較して、推定出血量1000ml超または2日以内の輸血を主要アウトカムとする出血イベントの発生率が有意に低かった(調整リスク比0.84、95%CI 0.75-0.94、P=0.003)。しかし、平均出血量、臨床的に意義のある出血、追加の収縮薬使用、輸血頻度には有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
帝王切開後のトラネキサム酸投与は、推定出血量1000ml超または輸血といった複合主要アウトカムの発生を抑制する可能性が示唆された。しかし、臨床的に意義のある出血や輸血単独の減少には寄与しないため、その臨床的意義については慎重な判断が必要である。血栓塞栓症のリスク増加も考慮し、今後の診療ガイドラインへの影響が注目される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

