シロシビンはSSRIと同等の抗うつ効果か?中等度〜重度うつ病患者を対象とした短期比較試験
【背景】
シロシビンは抗うつ作用を持つ可能性が示唆されているが、既存の抗うつ薬との直接比較は不足していた。本研究は、長期にわたる中等度〜重度のうつ病患者において、シロシビンとSSRIであるエスシタロプラムの抗うつ効果を比較検証した。
【結果】
59例を対象とした6週間の試験で、主要評価項目である6週時点のQIDS-SR-16スコア変化量は、シロシビン群で-8.0±1.0点、エスシタロプラム群で-6.0±1.0点であり、群間差は2.0点(95%CI, -5.0〜0.9)で有意差はなかった(P=0.17)。二次評価項目ではシロシビン群で良好な傾向が見られたが、多重比較補正はされていない。
【臨床へのインパクト】
本試験では、6週時点の主要評価項目においてシロシビンとエスシタロプラムの抗うつ効果に有意差は認められなかった。ただし、シロシビン群で良好な傾向を示した二次評価項目もあり、今後の大規模かつ長期の試験で効果が確認されれば、既存の抗うつ薬治療が奏効しない患者群に対する新たな選択肢となる可能性を秘めている。現時点では、シロシビンが既存治療を代替する根拠は乏しい。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

