米国介護施設における抗菌薬使用の実態調査:8.2%の入居者が使用、尿路感染症とフルオロキノロンが最多
【背景】
医療現場における薬剤耐性菌対策は公衆衛生上の重要課題ですが、米国の介護施設における抗菌薬使用に関する詳細なデータは限られていました。本研究は、介護施設入居者の抗菌薬使用状況、薬剤の種類、および主な適応を明らかにすることを目的に実施されました。
【結果】
2017年の調査で、15,276人の介護施設入居者のうち、抗菌薬使用の全体的な有病率は8.2人/100人(95% CI, 7.8-8.8)でした。抗菌薬は活動性感染症治療が77%(95% CI, 74.8%-79.2%)を占め、そのうち尿路感染症が28.1%(95% CI, 15.5%-30.7%)と最多でした。フルオロキノロン系が最も多く(12.9%)、広域抗菌薬が33.1%を占めました。
【臨床へのインパクト】
米国介護施設での抗菌薬使用実態が明らかになり、尿路感染症が主要な適応であり、フルオロキノロン系や広域抗菌薬が頻用されていることが示唆されました。これは、日本の介護施設における抗菌薬適正使用推進の議論においても、尿路感染症に対する診断と治療の再評価、およびフルオロキノロン系を含む広域抗菌薬の選択への注意喚起に繋がる可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

