オメガ3脂肪酸とビタミンDは新規心房細動発症予防に無効:50歳以上成人対象のRCT
【背景】
心房細動は最も一般的な不整脈であり、罹患率が増加し、罹病率と死亡率に大きく影響する。海洋性オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)とビタミンDは、新規心房細動の発症に関して有益性も有害性も報告されていたが、大規模かつ長期のランダム化比較試験のデータが不足していた。
【結果】
5.3年間の追跡期間で、新規心房細動の発症は900例(3.6%)だった。EPA-DHA群とプラセボ群の比較では、新規心房細動発症はそれぞれ3.7% vs 3.4%(ハザード比 1.09、95%CI 0.96-1.24、P=0.19)で有意差なし。ビタミンD3群とプラセボ群の比較でも、それぞれ3.7% vs 3.4%(ハザード比 1.09、95%CI 0.96-1.25、P=0.19)で有意差を認めなかった。
【臨床へのインパクト】
50歳以上の心血管疾患・がん・心房細動の既往がない成人において、EPA-DHAまたはビタミンD3の長期投与は、新規心房細動の一次予防に有効ではないことが示された。本結果は、新規心房細動の一次予防目的でこれらのサプリメントを積極的に推奨する根拠とはならない。患者への説明や処方判断に役立つ知見である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

