妊娠糖尿病スクリーニング、1ステップ法と2ステップ法の比較、母児合併症に差なし
【背景】
妊娠糖尿病は頻度が高く、母児の有害事象リスクを上昇させる。専門家は普遍的スクリーニングを推奨するが、推奨される2つのスクリーニングアプローチ(1ステップ法と2ステップ法)のどちらを用いるべきか、コンセンサスが不足していた。
【結果】
23,792名の妊婦を対象とした無作為化比較試験の結果、1ステップ法では16.5%、2ステップ法では8.5%に妊娠糖尿病が診断された。しかし、巨大児、周産期複合アウトカム、妊娠高血圧症/子癇前症、初回帝王切開の主要アウトカムについて、両群間に有意な差は認められなかった。例えば巨大児の発生率は1ステップ法で8.9%、2ステップ法で9.2%(相対リスク0.95、97.5%CI 0.87-1.05)であった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、1ステップ法が2ステップ法と比較して妊娠糖尿病の診断数を約2倍に増やすものの、主要な母児合併症のリスク低減には繋がらないことを示した。この結果は、日本の臨床現場において、より診断率の高い1ステップ法への移行を検討する際、診断数の増加に見合う母児アウトカムの改善が得られない可能性を示唆する。スクリーニング方法の選択において、診断の増加による医療資源の投入と、実際の臨床的利益とのバランスを考慮する必要があるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

