入院中の非代償性肝硬変患者、アルブミン補充療法は標準治療より優位性なし
【背景】
非代償性肝硬変患者では感染や炎症が臓器不全・死亡につながる。アルブミンには抗炎症作用が示唆されるが、大規模臨床試験は不足していた。血清アルブミン値30g/L以上を目標としたアルブミン補充が、感染・腎機能障害・死亡を減らすか不明だった。
【結果】
非代償性肝硬変入院患者777名を対象に、アルブミン補充群と標準治療群で比較した。主要評価項目(新規感染、腎機能障害、死亡の複合)の発生率は、アルブミン補充群29.7%に対し標準治療群30.2%で、有意差はなかった(調整オッズ比0.98、95%CI 0.71-1.33、p=0.87)。
【臨床へのインパクト】
入院中の非代償性肝硬変患者において、血清アルブミン値を30g/L以上に維持する積極的なアルブミン補充は、英国の標準治療と比較して感染、腎機能障害、死亡の複合アウトカムを改善しないことが示された。さらに、アルブミン補充群で重篤な有害事象が多い傾向も認められ、漫然としたアルブミン補充の有効性と安全性について再考を促す結果と言える。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

