重症COVID-19肺炎に対する回復期血漿療法、30日後の臨床転帰に有意差なし
【背景】
COVID-19重症患者への回復期血漿投与は、観察研究で臨床転帰改善が示唆されてきた。しかし、十分な検出力を持つランダム化比較試験のデータは不足しており、その有効性には明確なエビデンスが求められていた。
【結果】
重症COVID-19肺炎患者333名(回復期血漿群228名、プラセボ群105名)を対象とした。30日後の臨床転帰(6段階評価)は、回復期血漿群とプラセボ群で有意差はなかった(オッズ比 0.83; 95%CI 0.52-1.35; P=0.46)。全死亡率も回復期血漿群10.96%、プラセボ群11.43%で有意差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、重症COVID-19肺炎に対する回復期血漿療法が、プラセボと比較して30日後の臨床状態や全死亡率を改善しないことを示唆する。この結果は、回復期血漿療法を標準治療として推奨する根拠が乏しいことを意味し、日本の臨床現場において、同療法を積極的に導入・継続する判断を見直すきっかけとなるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

