降圧薬治療と有害事象の関連性:転倒リスクは上昇せず、腎障害や失神のリスク上昇に注意

📚 掲載誌:BMJ | 掲載日:2021-02-10 | DOI:10.1136/bmj.n189

📄 原題:Association between antihypertensive treatment and adverse events: systematic review and meta-analysis.

🔗 PubMed:PMID: 33568342

【背景】

降圧薬は心血管イベント抑制に不可欠だが、転倒や腎機能障害などの有害事象も懸念される。特に高齢者ではそのリスクとベネフィットのバランスが重要であり、今回の研究では降圧薬と特定の有害事象との関連性を検証した。

【結果】

58のRCT(計280,638人)のメタ解析の結果、降圧薬治療は転倒リスクとの関連性は認められなかった(RR 1.05, 95%CI 0.89-1.24)。しかし、急性腎障害(RR 1.18, 95%CI 1.01-1.39)、高カリウム血症(RR 1.89, 95%CI 1.56-2.30)、低血圧(RR 1.97, 95%CI 1.67-2.32)、失神(RR 1.28, 95%CI 1.03-1.59)のリスク上昇と関連していた。

【臨床へのインパクト】

この結果は、降圧薬治療の開始や継続に関して、医師と患者の共有意思決定に役立つ。特に急性腎障害や失神のリスクが高い患者、例えば既存の腎機能障害や過去の有害事象がある患者に対しては、治療開始前にこれらのリスクを十分に説明し、治療中はより注意深いモニタリングが求められる。転倒リスクを過度に懸念して降圧治療を躊躇する必要はないと考えられる。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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